4月26日 国会議員要請行動の報告


 介護保険制度全面見直しに対する国会請願署名」に全国からご協力いただき、ありがとうございました。会員施設から27名の参加がありました。

《今回の署名活動の取り組み》
 議員要請行動に先立ち、参加された会員施設から、今回の署名活動の取り組みの様子が報告されました。自分たちの施設だけでなく、街頭に出向き署名活動をするなかで、市民との対話ができ、同時にいかに国民がこの介護保険制度のことを知らないかがわかったこと。(大阪)県の老施協の協力をいただいて署名協力を県下400施設・機関に送付した結果、民間から公的機関まで署名が集まったこと(新潟)等々。事務局にもこの間、東京の高齢者住宅にお住まいのかたから、お電話を頂き、他者に呼びかけ、街頭に立ったのは初めての経験で、もっとこの介護保険制度のことを、高齢者から若い方まで、自分たちの問題として考えてほしいというお声も頂戴しました。
 数字的には、前回の要求署名を超えることができませんでしたが、21・老福連の存在、主張「拡げる」という意味では、今回の署名活動の意義は重要です。

《議員要請行動の報告》

 皆様方からいただいた、「介護保険制度全面見直しに対する国会請願署名」約56000筆をもって、4月26日、請願署名の紹介議員になっていただくための議員要請行動を行いました。(26名の参加)衆議院厚生労働委員会理事9名、参議院厚生労働委員会25名にお願いした結果、2名の参議院議員の方に、快く承諾を頂き、手渡すことができました。また、検討した上でお返事をいただけるという議員の方も数名おられました。

 しかし、こうした私たち福祉現場の切実な声も届かず、残念ながら27日、衆議院厚生労働委員会で介護保険改正法案は採決され、連休明けの本会議で衆院通過の見通しで、このままいくと今国会での成立が確実な情勢となりました。
 ホテルコスト、食費全額徴収などの大幅な利用者負担、軽介護者への利用制限等、社会福祉、生活保障の枠組みがますます変容していく状況ではありますが、今後も21・老福連は、誰もが無理のない負担で尊厳ある人生を送ることのできる公的介護保障制度の実現に向けて活動していく所存です。

請願署名の最終集約数 59113筆(5/11)