2006 1/21〜22 当事者との共同集会についてご報告


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21・老福連当事者との共同集会 ならびに 施設長会議についてのご報告


 あいにく当日の東京はめずらしく大雪!という天候の中、1月21日東京(五反田)にて「豊かで安心な老後とこれからの老人福祉を考える」 =高齢者・家族・地域のみなさんと施設関係者の交流討論会= と題した共同集会を開催いたしました。

 全国より総勢67名のご参加をいただき、(うち家族会等地域関係参加者11名、賛助会員2名)各方面より昨年10月以降の介護保険改定の影響等が次々と報告されました。また、全国から寄せられた現場発信のレポートにも触れ、多くの現場で生じている混乱や困惑、あわせて利用者への著しい負担増の実態が数多く訴えられました。

 さらに、ご参加いただいた家族会や地域関係者からは、「今こそ老福連として、あらためて、政策やめざすべき方向性を指し示す時期に来ているのではないか」との激励のお言葉も頂戴し、お寄せいただいた要望や声をどのような形として発展させていくのか、また、当事者やご家族・地域の方々との交流やつながりを老福連としてどう継続していくのか、それら新たな視点や課題を与えていただいた貴重な機会となりました。

 翌日の施設長会議では、会員施設29、賛助会員1、総勢36名のご参加をいただき、介護保険改定後の切実な経営実態や現場が抱える苦悩、職員育成における課題、4月以降の大きな不安、また、行政区域によって対応の格差が大きい地域包括支援センターに関する情報交換等、多くの発言が、正に止むことなく次々と報告され、活発な発言や意見交換がなされました。

 この2日間を終え、ここで得た成果をどう現場の確信へとつなげていくのか、また、残された多くの課題をどう解決の方向へと少しでも導いていけるのか、今後とも会員施設の皆さまからお力をお借りしたいと思っております。何とぞご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 尚、共同集会と施設長会議当日の詳細報告は、20号の情報・交流誌に掲載する予定にしておりますので、発行後にご覧くださいませ。

とりいそぎ、共同集会ならびに施設長会議のご報告とさせていただきます。