■おしらせ■ 全国老人福祉問題研究会より「制度勉強会」のご案内


全国老人福祉問題研究会 「政策制度勉強会」のご案内


◇ 第1回  テーマ「高齢者福祉のあり方と社会保障の動向」 ◇


■ 「高齢者福祉の現場から」
 講師:鈴木恂子氏 社会福祉法人多摩同胞会 常務理事
  元府中市立特別養護老人ホーム「あさひ苑」施設長

◎ 介護保険制度が施行されて9年。当初の利用者本位は隅に追いやられ、医療の代替機能が強化され、生活領域は制度から外され、利用者のニーズとは違う動きによって、混乱や不安が一層深まっています。また福祉や介護の現場は基本的な人員確保にも事欠く深刻な人材不足となり、不況、派遣切りと騒がれている現況においても、深刻な状況は変化をみせていません。
 高齢者福祉の現場の状況を踏まえて、いま求められている高齢者福祉に必要な政策や制度について問題提起をしていただきます。


■ 「社会保障の動向と高齢者福祉」
 講師:講師:金善英氏  社会福祉法人多摩同胞会 スーパーバイザー

◎ わが国の介護保険制度について、社会政策の立場から現場に寄り添い研究に取り組む気鋭の研究者。この間の国の社会保障関係の動向を中心に、介護保険を含む政策の動向とともに、課題と取り組むべき方向について問題提起をしていただきます。

■日時: 2009年4月4日(土) 午後1時30分〜4時30分
■会場: 大正大学人間学部アーバン福祉学科教室
 当日、新入生オリエンテーションと重なり、会場の予約はいたしましたが、確定していません。
 恐縮ですが当日大学正門守衛所にてご確認をお願いします。
■交通: 都営地下鉄三田線「西巣鴨」下車 徒歩3分
      都バス池袋発浅草雷門行「西巣鴨」下車 徒歩3分
■お問い合せ 042−392−1375 白十字ホーム 西岡



〜 全国老人福祉問題研究会 「政策制度勉強会」について 〜

全国老人福祉問題研究会(老問研)は、月刊「ゆたかなくらし」の発行や研究交流集会等を通じて、市民、福祉労働者、行政関係者、研究者等が、高齢者福祉の問題、あり方を、土俵を同じくして闊達に考え話し合い、実践に基づいた研究活動をすすめることを目的にしています。
 介護保険制度施行以降、高齢者福祉をめぐる情勢は目まぐるしく変化し、制度の見直し、報酬改定に振り回され、本来の利用者本位からほど遠くなる中で、社会福祉としての高齢者支援が問い直されていると認識しています。
 特に、制度をめぐる騒々しさと、そこに医療や年金の問題が絡み合って、高齢者福祉の本質がみえにくくなっており、真の福祉ニーズが置き去りになっていると考えます。
 今回の勉強会は、その1回目として、今後、月1回のペースで半年程度続ける予定でいます。高齢者福祉をめぐる制度の本質的な検討を通じて、本来求められる高齢者福祉のあり方と国の政策動向のギャップを明らかにし、全国老人福祉問題研究会の立場からの問題提起と実践への取り組みにつなげていきたいと考えています。また、勉強会の成果を、月刊「ゆたかなくらし」を通じて、会員、読者にも共有していく所存です。