Re: グループホーム火災事件を問う ( No.6 ) |
- 日時: 2010/03/22 23:33
- 名前: N山さんの主張から(1)
- 北海道のホーム火災(介護中に出火)・・・真の安全対策を急げ
またしても、グループホームで火災があり7人が焼死するという痛ましい惨事があった。 火災があったのは3月13日。北海道札幌市の高齢者グループホーム「みらいとんでん」だ。 火災があった建物は建築当初は一般の住宅として使用されていた建物だった。 報道によると警察は、運営責任者を業務上過失致死の疑いもいれて捜査するという。 この度の火事を簡単に整理すると以下の内容だった。 ○当日はホームに認知症の高齢者が8人。 ○当直職員は1名の女性職員(24歳)だった。 ○火元は、1階の居間のストーブ。 ○通常は、職員は火元になった居間で仕事している。 ○出火当時、女性職員は火元の1階居間を一時的に離れ入所者のおむつ交換をしていた。 ○火事に気づいた職員は消火器を使って初期消火をした。 ○火の勢いが強く消火することができないので消防に火事を通報した。 ○火のまわりが早く、自力で避難できない入所者が焼死した。
4年前、長崎県で同様のグループホームで7人か死亡する火災が起きた後、国(消防庁)は、再発防止のためにグループホームに対する防火基準を見直した。 見直された基準は、自力で避難することが困難な入所者が一定以上暮らしているホームでは @275u以上の床面積があればスプリンクーラーの設置を義務とした。(以前は1000u以上) A自動火災報知設備や火災消防署への自動火災通報装置も義務とした。 これらは、2011年度末までの猶予期間があるが、今回火災があった、「みらいとんでん」は床面積が250u以下でスプリンクーラー設置義務の対象ではなかった。
高齢者のグループホームは全国に約9000箇所ある。 障害者のグループホーム(ケアホーム含む)は全国に約19000箇所ある。ともに急増しておりこの傾向はさらに続く。 専門家は、見直された防火基準では対策が不十分で、今後も惨事は繰り替えされるという。
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Re: グループホーム火災事件を問う ( No.7 ) |
- 日時: 2010/03/22 23:34
- 名前: N山さんの主張から(2)・・続き
火災発生した時、避難が果たしてできるのか?と指摘する声が大きい。。 自力で避難できない高齢者、障害者が危険を背負ったまま暮らしている現状をなくす実効性のある対策を求めている。
必要な対策は何か?
どんなに小規模のホームでも職員の複数配置は、命をまもるための必要条件である。 突然の火災。その時、はたして一人の職員で7人の自力避難困難者の避難誘導ができるだろうか?。私は、到底できないと思う。 今回の火災では、結果は惨事となってしまったが、初期消火や通報などよくできた率直と思う。パニックになっても不思議ではない。 ホームの一人宿直の実態は厳しい。いまでも、急病人がでて救急車に添乗したらホームには職員はだれも残っていない。 一般家庭でも設置できるスプリンクーラーの開発をいそぎ、すべてのホームに設置すべきである。 障害分野では、一般普通住宅をホームにしているケースがほとんどである。 スプリンクーラーは、水道管に直結する簡易型が登場したが、既存住宅すべてに対応しているわけでない。従来の本格的なものも構造上、技術的にすべての住宅には対応はできない。 建物の耐火構造を急ぐべきである。 今回でも、もし耐火構造であれば、火も回りも遅い。避難できる時間があったかもしれない。消防への自動通報装置もいいが、消防が来る前に燃えてしまうような建物をホームに使用してはならない。 通所作業所も、障害者自立支援法施行によって、今では、民家でも開設できる。耐火構造も求められなくなった。 福祉施設の最低基準を、なし崩しにし、効率や費用対効果のものさしで福祉を変質させたツケは大きい。 複数の自力避難困難者が1名の職員と暮らしてる危険な実態から目を背けてたら惨事は繰り返される。冒頭の業務上過失致死の罪は国にあるのではないだろうか。
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Re: グループホーム火災事件を問う ( No.8 ) |
- 日時: 2010/03/23 11:13
- 名前: 西国のチビドラゴン
- 国からさんのご意見に全く同感です。北海道の皆さんの相変わらず素早い対応には、いつもながら敬意を表します。
全国有数のグループホーム過密地帯である当地でも、とても人ごとではないのですが、行政の対応はお座なりです。 うちも2か所3単位のグループホームを運営しています。複合施設と単独型ですが、どちらもスプリンクラーを設置しています。空きがでたらすぐ埋まるので、いつも満員ですが、なかなか安定経営になりません。 いつものように事件翌日には緊急行政査察があったのですが、夜勤体制について「いまの介護報酬では大変でしょうが、ご努力ください」と(当たり前ですが)すっかり腰が引けていました。
さて、各紙の報道で抜けているのでは思った視点が制度の問題です。 そもそも、グループホームで自力歩行可能な人が2人というのを不思議に思わないのでしょうか?
当該ホームは、どんな人でも受け入れ、ケアにも熱心な、地域の介護関係者でも「評判」の良いホームだったようです。
うちがグループホームを始めた10年前は、「疑似家庭的な集団生活を行う」ところなので、例え一部でも厨房からの給食は認められない、あくまでも施設ではなく居宅なので、家庭復帰を前提とした期間限定のサービス。集団生活になじまない人は対象外。という位置づけでした。
その後、位置づけは変わり、うちでもターミナル、難病など、地域ニーズにあわせて何でもやってきましたが、 根本的には、「本来は特養の対象であるべき人」が、施設不足のために「行き場を失ってグループホームを選ばざるをえない」という実情が隠されているのではないか?と思います。 という実情にかかわらず、体制は10年前と同じ、看護職員も必置ではなく、夜勤体制も「2ユニット兼務OK、宿直も可・・・それを前提とした介護報酬でしかないということ。
他施設では月8回夜勤も珍しくなく、夜勤専任パートも当たり前、スタッフも「辞めるものは追わない」消耗品扱い・・・『小さいことは良いこと』という錦の御旗の影に、万骨枯れるリスクがあることに目をつぶってはならないと思います。
石川での虐待死亡事件の背後にあるものが、十分検証されずに、理念と実態が乖離してしまった官製悲劇でないでしょうか。 特養作れ、療養病棟潰すな!グループホームを隠れ蓑に使うな!と切に思います。
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ウブロ 時計 矢作 ( No.9 ) |
- 日時: 2016/03/12 15:41
- 名前: 9531 <gwgzjku@gmail.com>
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ルイヴィトン 長財布新作 ( No.10 ) |
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